動脈硬化の予防に良い食材

動脈硬化には緑黄色野菜がいい

 

 

動脈硬化の要因としてまずあげられる塩分のとり過ぎですが、過剰摂取に効果的なのは緑黄色野菜です。

 

塩分に含まれるナトリウムは人間の体内において大切な成分であるものの、とり過ぎると高血圧の要因にもなり、動脈硬化を招くことにもなります。塩分のとり過ぎによって血圧が上昇した場合、緑黄色野菜に多く含まれているカリウムが有効で、動脈硬化にも効果があります。

 

カリウムはナトリウムを伴って尿から排泄させる作用があり、血液中のナトリウムと共に水分のバランスをとり浸透圧を調整します。

 

動脈硬化や高血圧にはかぼちゃや小松菜・春菊・にら・にんじん・ブロッコリー・ほうれんそう・芽キャベツ・さつまいもやじゃがいもなどを食べるとカリウムが摂取できるとして有効だとされています。動脈硬化を防ぐにはナトリウムとカリウムのバランスをとることが大切で、野菜はその他にもビタミンAやビタミンC、鉄やカルシウムなど多くの栄養素を含んでいることから、野菜不足は体に様々な悪影響を及ぼします。

 

日本人の食生活が欧米型になってきて肉類を好む傾向がありますが、緑黄色野菜も充分とるようにしてバランスよく食物をとり、好き嫌いなく食べられるよう献立などにも工夫することが、動脈硬化や高血圧症と言った成人病の予防に最も効果的だと言われています。